お茶の水女子大学では、大学院を含むすべての授業科目について、カリキュラム構成上の位置づけや到達目標に照らした水準のちがいを数値コードとともに8色のカラーコードを用いて明示しています。
数値コード(ナンバリング)は5桁からなり、1桁目がカリキュラム内での科目の位置づけや内容水準の違いをあらわし、学士課程の授業科目を含め、異なる色分類と数値が図のように対応しています。2、3桁目は学士課程の場合は、当該科目を開講している学部や学科等をあらわしています。大学院の場合は、その科目を開講している専攻をあらわしています。4桁目は現在未使用です。5桁目は16進数表記によるその科目の単位数をあらわしています(ただし、0.5単位の科目は例外でHと表記しています)。
このカラーコード・ナンバリングを目安にして、たとえば、科目を開講している学部/学科や専攻を確認したり、1年次にいきなりカーマインコードの科目を履修することは難しいと判断したり、博士前期・後期にかかわらず履修できる共通科目か否かを判断するなど、履修計画を立てる際の指針にしてください。
授業科目の水準とは、主としてカリキュラム体系における一般的な学修の順序に応じており、必然的に授業内容の難易水準に沿うことが一般的です。また、それは概ね到達すべき学習成果の目標の水準にも関連しています。こうした構造は外国語科目や情報関連科目、専門科目にあり、3つのカラーコード(サクラ・ライム・カーマイン)で階層的に分類しています。
さらに学士課程の授業科目ではカラーコード・ホワイトによって学修の順序性がなく、基本的には学士課程のどの学年次にも履修できるコア科目、他大学からの編入生などが得ている既修得の単位認定科目、あるいは単位互換などによって得られた単位認定科目をあらわし、カラーコード・アイポリーによって教職科目等の資格関連科目を分類しあらわしています。
大学院におけるカラーコードの分類は博士課程の前期用に設定されている授業科目(カラーコード:インディゴ、ナンバリングの1桁目4)か、後期用に設定されている授業科目(カラーコード:ゴールド、ナンバリングの1桁目5)か、前期/後期にかかわらず履修できる共通科目(カラーコード:アイリス、ナンバリングの1桁目6)かの3種類です。