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functional GPA

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functional GPA算定の例示

●ここでは数科目の例を使って、グレードポイントとそのアベレージがどのように求められるのかを示します。話を簡単にするために、5科目17単位分の例でGPA算定の実際をシミュレートします。

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科目名 単位数 成績評点 LG f-strict GP f-strict GP
×単位数
f-general GP f-general GP
×単位数
地学概論 2 84 A 2.90 5.80 2.90 5.80
地学 2 98 S 4.30 8.60 4.00 8.00
地学演習 4 50 D 0.00 0.00 0.00 0.00
地学実験 1 66 C 1.10 1.10 1.10 1.10
卒業研究 8 70 B 1.50 12.00 1.50 12.00
17       27.50   26.90

5と7カラム目のGP(グレードポイント)は次式で求めます。成績評点は100点満点です。したがって、科目によっては小数点以下の値をもった評価もありえます。
GP = ( 成績評点 - 55 ) / 10
(ただしGP < 0.5はGP=0.0とする)

最後に、
GPA = Σ(GP × 当該科目の単位数) / 履修総単位数
ですので、上例では、
f-strict GPA = 27.50 / 17 = 1.617
f-general GPA = 26.90 / 17 = 1.582
となります。


・上例の成果は段階評定でいえば、良のゾーンの下限近くに相当します。
・上例では地学演習(通年4単位)で不合格点をとっているため、GPが0となり、しかも単位数が相対的に大きかった科目であるため、GPAが大きく損失しています。仮に、この科目で80点をとっていれば、f-strict GPAは2.205でした。
・ちなみに、よく学ばれて各授業科目で比較的よい成績をとった例もシミュレーションしておきましょう。

科目名 単位数 成績評点 LG f-strict GP f-strict GP
×単位数
f-general GP f-general GP
×単位数
地学概論 2 84 A 2.90 5.80 2.90 5.80
地学 2 98 S 4.30 8.60 4.00 8.00
地学演習 4 80 A 2.50 10.00 2.50 10.00
地学実験 1 90 S 3.50 3.50 3.50 3.50
卒業研究 8 85 A 3.00 24.00 3.00 24.00
17       51.90   51.60

f-strict GPA = 51.90 / 17 = 3.052
f-general GPA = 51.60 / 17 = 3.035

米国の損保会社にはGPAが3.0以上の成績をもつ学生の自動車保険料を25%割引にするなどの特典を設定しているところがあります。この値がもつ社会的信用価値の一面をあらわしています。大学の成績は社会に出るとほとんど通用しないといわれていた20世紀とはだいぶ様子が違ってきました。


 
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