メニューボタン

IR教学評価

メニューボタン

お茶の水女子大学のIR教学評価: 5つのファクト

大学生活の満足度 卒後5年、10年の振り返り

8大学IRネットワーク卒業生調査2015の結果

 卒後振り返って学生生活が「満足」「とても満足」であったという回答はあわせて8割強で高い割合を示しました。ただし、同じ調査をした北海道大学に比較するとその割合はやや低く、また「とても満足」とした回答比率はおよそ半分でした。手放しでは喜べない結果です。北大の結果をみると道内出身者に比して道外出身者が「とても満足」としている割合が高く(27.6%対47.8%)、これが同大特有の高い満足度を押し上げている面が認められます。道外から望んで北の大地に行ったわけですから、それはそうだろうとは思えます。
 反対に本学では高卒時の居住地が首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)かそれ以外で分けて比較してみると、「満足」および「とても満足」であった割合は同様に高いにもかかわらず、「とても満足」としたのは首都圏出身者、すなわち大方自宅通学であった卒業生においてあきらかに高くなりました(前者37%、後者6%)。確認資料はありませんが、これは本学特有のことというより、東京で大学生活を送る大学生一般に認められる傾向かもしれません。
 もっとも、この設問は「大学やその授業や研究、教育についての満足度を尋ねているのではなく「大学生活」を尋ねています。よって、オフキャンパスでの大学生時代の「生活」に対する満足感を卒後に振り返っているのですから、自宅から通学していた場合と、そうでなかった場合には「とても満足」という水準では落差が生じたことも当然かもしれません。



 
pagetop