インドネシア国立芸術大学デンパサール校イ・グスティ・アグン・アユ・オカ・パルティニ氏
GUSTI AGUNG AYU OKA PARTINI
平成25年11月7日(木)に、インドネシア国立芸術大学デンパサール校からイ・グスティ・アグン・アユ・オカ・パルティニ氏を招聘し、バリの女性舞踊の基礎(dasar)を学ぶ特別講義を行いました。未経験者から中級者以上まで幅広い参加者で、和やかな雰囲気のなか、楽しく学ぶひとときでした。
レポート:2013_1107.pdf
米 南オレゴン大学 ジョアン・ロースミス博士
―新しい自己理解と教師教育の概念と技法―
Core Reflection: A Process for Human Potential
去る2011年12月10日~21日、国際規格FD戦略の事業の一環として、南オレゴン大学 から教育学・教育心理学のジョアン・ロースミス博士をゲスト講師に招いて、博士前期課程を対象とした英語による集中講義が行われました。
報告レポート:20111210_03.pdf
米 南オレゴン大学 ダグラス・スミス博士
―みんなが幸せになる、みんなを幸せにする―
Positive Psychology and Well-being
去る2011年12月10日~21日、国際規格FD戦略の事業の一環として、南オレゴン大学 から教育学、教育心理学ののダグラス・C. スミス博士をゲスト講師に招いて、全学部生を対象とした英語による集中講義が行われました。
報告レポート:20111210_03.pdf
米 ワシントン大学 Anand A. YANG教授
The Making of 21st Century ~21世紀の構築~
去る2011年2月1日~4日、国際規格FD戦略の事業の一環として、国際学・歴史学で名高い米国ワシントン大学ジャクソン国際研究スクールのAnand A. YANG教授を講師にお招きして集中講義が行われました。
シラバス:20110201_Anand.pdf
J. Elizabeth Miller(米国ノーザンイリノイ大学准教授)
With commentary by Peter Seldin(米国ペース大学名誉教授)
Family Theories and the Management of Family Crisis
去る2010年1月8日、国際規格のFD戦略による事業の一環として、米国ノーザンイリノイ大学のJ.E.Miller准教授を講師、ペース大学のP.Seldin名誉教授をコメンテーターとしてお招きして「FDのための特別授業(教員参観向け)」が行われました。
米 カリフォルニア大学デービス校 柴本崇行教授
食品安全入門(残留農薬とかび毒の話)
Introduction to Food Toxicology:Pesticide residues and fungal toxins
毒物学は関連分野において急速に広がっており、その結果、教育・養成・調査研究・支援活動を網羅する大学の学問プログラムが増えています。また、食品毒
物学は世界中の多くの機関で一般的な研究として急速に発展してきました。
最近では、食品汚染物質の問題は食物学者だけではなく、一般消費者の間でも注目を集めるようになってきました。
特に、国産食品や輸入食品に、残留農薬やかび毒のような毒性物質が日本で検出されてからは、食品汚染物質によるパニックを避けるため、消費者に対して、
毒物の考え方を啓蒙することが早急に求められるようになりました。大学の食品安全において最も重要なことは、食品汚染物質の毒性について正確に判断する方法を指導できる食品安全の専門家を生み出すことです。毒物学は領域が広いため、
学生は関連のある科学領域を学際的に勉強し、専門的根拠を基盤とし、統合された理論的枠組みを構築しなければならないのです。
この点で、基本的な毒物学の概念と食品安全学の原理として「検体(食品)から検出された残留農薬とカビ毒の量を使用する」が提示されるでしょう。
例えば、毒物学の基本的な考えは、「毒性を決定するのは投与量である」ということです。
Paracelsus(1493-1541)は「すべての物質は毒である;毒物でないものはなく、 正しい投与量によって毒は薬にもなる」と言っています。

米 ワシントン大学 Marie Anchordoguy教授
入門:戦後北東アジアの政治経済と国際関係
An Introduction to the Political Economy and International Relations of Northeast Asia in the Postwar Period
2009年9月24、25日および28日~30日の5日間、ワシントン大学ジャクソン・スクールからマリー・アンチョードギ教授をゲスト講師に招いて、集中講義を行いました。この分野の初心者や英語の講義に慣れていない人でも十分に習得できるよう工夫のされた授業で、最終日には16名の受講生のそれぞれが英語でプレゼンをしました。
この集中講義は、戦後北東アジアの政治経済と国際関係において、主要な政治経済の成長について分析をするための最低限必要な手段を習得することがねらいです。
授業では、政治経済の問題を分析する際に、政治学者や経済学者に一般的に用いられる主要な理論と概念を一通り網羅し、戦後の日本の高度経済成長を説明するために用いられる主要な概念や日本の政治経済をうまく作用させた政治、財政、企業の鍵となる制度を分析しました。
これにより、日本をモデルとして、韓国、台湾、中国の産業発展と比較することができます。
また、この授業では、1945年以降の日米及び日中間の全般的な傾向や取り組みについても研究しました。
シラバス:200909_anchordoguy_s.pdf
クレア・チュレン=ソーランダー教授(カナダ:オタワ大学)
国際関係への招待
Introduction to International Relations: The View from Canada
2009年6月19日、カナダのオタワ大学から、ユニークな国際関係理論研究で知られるクレア・チュレン=ソ-ランダー教授を講師に招き、公開の講演会が行われた。ソーランダー教授は、批判理論に基づいた国際関係理論研究のほか、国際政治とジェンダー、カナダの外交政策、グローバル化などの研究でも多くの業績がある。今回の講演では、カナダの国際関係を論じることで国際関係への斬新な見方が提示された。講演には日本語の抄訳がつけられ、多くの学部生や院生が出席した。
ソーランダー教授の主張を要約すると、以下のようになる。
カナダは何より、隣国アメリカとの歴然としたパワーの差という現実に立たなければならない。だが、国際関係においてパワーが重要であることは認識しながらも、カナダからの視点からすれば、カナダを含む中級国家が国際関係で重要な貢献をなしうる。まず、冷戦期には米ソに挟まれた地政学上の位置にあって、緊張を緩和する役割の余地がある。また、英仏との同盟関係を持つことで、英仏の旧植民地諸国とのネットワークを作るきっかけを持った。さらに、1930年代の世界恐慌の経験から、世界貿易の再建を求めることいなった。ここで問題となるのは世界システムでどうやって重要なアクターとして参加を実現するかである。これに対し、カナダは機能主義を採用し、自由主義的国際主義の原則にたってミドル・パワーとして地歩を築く道を選んだ。これはカナダが紛争の平和的解決にコミットすることを意味し、同時に米国との関係への対抗バランスを作ることにもなる。自由主義的国際主義は、政策としては、平和維持、人道援助や開発援助、多くの国際機関への参加をもたらした。こうしてミドル・パワーと自由主義的国際主義はカナダ的なアイデンティティの中核となった。もちろん、資源の限界もあるし、偽善だとのそしりもあるが、それでも、強制を求めるようなハード・パワーだけではなく、誘因を与えるようなソフト・パワーも国際関係で重要だという点を忘れすべきではない。古典的な権力政治とは異なる世界について構想するとき、カナダは示唆を与えるだろう。
こうした議論を、ソーランダー教授は、手振り身振りを交えつつ、ときにはユーモアをちりばめながら、実に熱心に行った。講演の後、フロアとの活発な質疑応答が行われ、カナダ国内の意見の違い、日本の外交役割、私たち自身が引き受けるべき国際的責務などについて、掘り下げた議論がなされた。総じて、きわめて有意義なイベントであった。
米 フロリダ国際大学 Paul Kowert准教授
ナショナル・アイデンティティ - グローバルな状況での構成と変容
National Identity: Construction and Change in a Global Context
2009年2月9日・10日、および3月18日・19日にフロリダ国際大学のポール・コート准教授を講師に招いて、「ナショナル・アイデンティティ――グローバルな状況での構成と変容」("National Identity: Construction and Change in a Global Context")が開講されました。「国際規格によるFD戦略」の一環で、授業はすべて英語で行われました。2月のガイダンス講義のあと、受講生はグループ研究プロジェクトを遂行し、3月に再開する講義でその成果をプレゼンテーションし、最後に総括の講義が行われました。
仏 パリ・ESPCI Jose BICO准教授
表面張力・濡れの物理 - しずく・あわ・みずなみの世界 -
Jose BICO博士は、一般の人でも思わずびっくりしてしまうような面白さを持ちながら、学術的にも大変興味深い実験を行ってきている新進気鋭の研究者です。
米 ヴァージニア工科大学 Katherine R. Allen教授
教育と研究におけるフェミニスト方法論
Feminist Methods for Teaching and Research
米国のヴァージニア工科大学からキャサリン・アレン教授(社会学)は、フェミニスト理論を応用した家族社会学研究で大変著名な方です。特に、高齢者女性の家族と友人関係に関する著書と論文は世界的レベルで多くの学生、院生、研究者にも読まれています。また、欧米を中心にフェミニスト方法論を使った教育に関するワークショップも多数行っており、大変高い評価を得ています。
シラバス:200901_allen_s.pdf
米 ヴァッサー大学 David Kennet教授
Introduction to the Study of Economic System
2008年9月24日~30日、ヴァッサー大学から、比較経済学のデヴィッド・ケネット教授を招いて、"Introduction to the Study of Economic System"(「経済システム研究への招待」)と題した英語による集中講義が行われました。
最後の授業では、受講者全員が英語でプレゼンを行いました。
シラバス:200809_kennett_s.pdf
米 ミシガン大学 是枝正人教授
学部講義「有機化学特別講義I」
Structure and reactivity - Alcohols,ethers,kektones,aldehydes and carbohydrates
大学院講義「化学教材開発法研究(基礎)」
Pericyclic reactions in organic synthesis
学部講義:Through the use of the subjectmatter of organic chemistry as a vehicle, the course introduces fundamental concepts in the chemistry of alcoholether,ketone,and aldehyde compounds and carbohydrate molecules.
大学院講義:The course will focus on the qualitative use of molecular orbital theory, particularly the frontier molecular orbital conocept, in explaining pericyclic reactions and will examine their applications in organic synthesis.
大学院講義参観による教員の感想 :
・資料を配布し、その資料に添っての講義であった。
・内容は大学院講義にふさわしく、本学の学生は、選択科目の「合成有機化学」で導入部を学んでいるので、学生にとっては無理のない内容であったと思う。
・最新の論文から例を挙げている点は、我々も見習う必要があると思う。
・英語は、日本人向けということもあるが、聞き取りやすく、必要最小限の説明であり、簡潔明瞭でわかりやすかった。
・国際規格のFD戦略事業によるFDイベント一覧(2008〜2013)
・国際規格のFD戦略事業による教員海外派遣研修一覧(2008〜2014)
・国際規格のFD戦略事業による招聘講師FD授業一覧(2008〜2013)
・FDエッセイ(2006〜2007)